金利上昇 倒産増の懸念
コロナ禍以降、銀行や公的金融機関の助けがないと存続できない「ゾンビ企業」の割合が高止まりし、懸念されています。
国際決済銀行(BIS)は、設立10年超で、本業の儲けを示す営業利益だけで借金の利払いが賄えない状態が3年間続いた企業をゾンビ企業と定義しています。
2024年度の国内企業に占めるゾンビ企業率は15.20%で、前年比0.63%の増加。
倒産件数が増える中で代位弁済が伸びない現状は、これまで見られなかった現象です。
背景には返済期限の延長などを通じて金融機関が資金繰りを支援し、代位弁済に至る前の段階で経営を下支えしている現状があると見られます。
手厚い中小支援 弊害も
問題は長期にわたり収益力の低い企業が市場にとどまり続け流ことで、地域経済全体の新陳代謝や成長力が損なわれる点にあります。
ファンドの知見 活用も有効
行員が企業の将来性個別に評価する機会が減り、目利き力の育成は後手に回っているように思えます。
広島市信用組合の取り組み
経営環境が難しい企業について一部債権を放棄し、残る債権を企業再生ファンドへ譲渡する手法を活用しています。
再生ファンドや他の金融機関との連携を深めることが重要です。
以下、個人的な見解です
行員の資質
バブル崩壊から35年以上。
その時は、土地の担保があれば融資が実行された時代。
当然、目利きスキルの必要はありません。
その後、都市銀行や大手証券会社が倒産しました。
このような現状の中、銀行の行員のスキルは変わっていったと思っていたのですが、
この記事を読む限り、そうではなかったようです
2004年に発刊された「真山仁」さんの『ハゲタカ』から
□ 不動産担保の有無でしか融資の決定を判断しないなんていうつまらない時代が終わって、本物のバンカーだけが正しく評価される時代が・・。
□ バルクセールの一番の目的は、不良債権の迅速な一括処理だった。
□ 弱肉強食があってこそ、その世界は健全なのだ。
□ 地銀を一つ飲み込めば、もれなくその地域の優良企業も飲み込める可能性が高い
□ 銀行の本文とは、企業とともに成長し、時にはリスクを承知で企業の将来に投資する姿勢です。
対象時期はバブル崩壊後か、コロナ後で異なりますが、
発刊から20年間、何も変わっていない「日本」のように見えます。
少し寂しい思いもありますが、資本主義の日本では、
□ 弱肉強食があってこそ、その世界は健全なのだ。
と言うことでしょうか。

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