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3月, 2020の投稿を表示しています

2020年3月 パンデミック小説 楡周平 レイク・クローバー

経済小説、医療関連、街の開発など、多くのジャンルを発表している 楡周平さんの小説です。 文庫本で上下2冊 ちょっと量が多いですが、引き込まれていきます。 2015年発刊の書籍 今、手に取ったのは 2020年3月 地球上で問題になっている「新コロナウイルス」 バンテミックの状況です。 今ある状況と小説の背景が 私の中でマッチングすることがあり、 本書を手に取りました。 バンテミックの原因は「寄生虫」です それをどのように原因を突き止め、 解決していくか。 それも読みごたえが十分あります。 しかし、実際には その時折で登場する人物たちの ミッションを踏まえての苦悩、判断が 苦しい気持ちにさせます。 病人が発生した、潜水艦の艦長、 医療に従事する方々など、 以下の言葉を吐いています。 □ 到底結論の見出せぬことに頭を使うのと、不測の事態に備えてベストにベストを尽くしていくのは別物だ。 □ プロフェッショナルとしての矜持を持ち合わせた人間と話すのはいいものだ。そして興味を惹かれるものである。特に未知の世界であれば。 □ 潜水艦の艦長たる者、艦の安全と引き換えに乗員の命を犠牲にするのは、あり得べき事態として常に覚悟していたじゃないか。 □ 人に降りかかる全てのことを運命として受け入れる。人間にとっては、決して悪い話じゃないのかも知れんと。 最後の言葉は、現地人(現在文明から閉ざされた地域に住む人たち)に対して、 発せられた言葉です。 いま、新コロナウイルスの対応で、 医療機関の方はもとより、物流に携わっている方々も 世の中のために働いています。 様々な思惑があってもです。 一般人である私は、その人たちの意図もくみ取り、 自分でできることを考えて、行っていかなければならないと、 改めて思いました

2020年3月 川崎大師と横浜中華街

新型コロナ旋風の中、出かけてきました。 目的は、身内が 「今日は、お参りの日」 ということで、方向を見据えて 「川崎大師」に赴きました。 私は東京に長年住んでいますが 初めての仏閣です。 駐車場 徒歩10分から15分程度のところに 広い駐車場が用意されていました。 駐車料金は無料です こちらでは、 自動車のお祓いもされているようです。 この日も10台程度が駐車していました。 建物の形が、築地本願寺みたいでした。 川崎大師までの道乗り 京浜急行の「東門前」駅を通過して 参道(商店街?)の楽しみながら 歩いていきます 参道 音が聞こえます。 飴を切る音です。 まな板に当たる包丁の音 でも、 飴は切っていません 空振りです。 響きだけでも良いけれど、 やっぱり、 観光客が少ないのかな。 出店もたくさん出ていたけれど お店の方は、 手持ちぶたさそうです。 お昼は 横浜中華街へ 人がそれなりにいます。 いつものことは知らないけれど、 やっぱり少ないんでしょうね。 いったお店は「梅蘭」です 梅蘭焼きそば スタンダードと特選海鮮を選びました。 両方ともサイズは小です (740円と1210円) 二人でシェアしながら頂きました。 小皿を頂いて 私はお酢と辛子で 頂きました おいしかったですよ もし、小腹がすいたら、 食べ歩きで。 10年ぶりくらいに横浜中華街に行きました。 テレビではなんか敷居が高いようなお店ばっかりに思えますが、 普通に、中華料理のランチを食べさせてくれる お店もたくさんあります。 散歩がてら、行っても楽しいと思います。 お店の前には、 従業員が客引きをしている姿を 多く見ました。 観光客少ないんだろうな 自分でできることは少ないけれど 協力しよう。 でも久しぶりに行って アメ横と似ている

2020年3月 成田空港 これは大変だ

2020年3月中旬 身内が1週間アメリカのロスへ ちょうど、仕事が休みだったので、 見送りと迎えに行きました。 空港内 閑散とした成田空港 出発ロビー 人がいません。 この時期は、イタリアで 新型コロナウイルスのニュースが 発生したころ。 出発の掲示板をみても 中国をはじめとするアジア圏で 赤いキャンセルの文字が並びます。 空港内の店舗も 人が少なく、この先どうなるのだろうと。 思うところ。 機内 出発10分前の機内はというと 乗車率は1/3以下でしょうか。 そう思っているところにこんなニュースが ANA、客室乗務員5000人の一時帰休を労組に提案 減便の影響で わたしたちの影響 ANAくらいの大企業であれば、 様々な補償が企業側から出てくると思うけど、 中小の場合には、 レイオフ が発生することに なることは否めません。 自分を守るため、 仲間を守るため どうしていけば、良いのだろう。 1990年のバブルの崩壊 2000年のITバブルの崩壊 2008年のリーマンショック 2020年の新型コロナウイルス 歴史を紐解く必要が出てきたように感じます。 蛇足 到着は軒並み定刻より早めが多い状況です。 空も空港も混んでいないからかな。

2020年3月 最後の講義/大林宜彦

最後の講義 このタイトル鬼気迫るものがあります。 私は偶然再放送をテレビで見ました。 でも、大林監督は柔和な感じで、 本当に、最後の授業なの って感じで放送を見ていました。 なぜそうだったのか。 好きなことを仕事ととして 向き合ってきて、 その経験や含蓄を 若者に向けて話しかけているんですよね。 人生の最後の方にきて 恨み節ではなく、 このように語りかけられるって 素晴らしいですよね。 人生ブレず、筋が一本通っている ように感じました。 話題の中心は、 当然ながら「映画」です。 私はあまり映画を見ません。 けれども、惹きつけられる 感じを抱きました。 大林監督が丁寧に 語ってくれるからなんですよね。 筋1本とは、 それは「戦争」なんですね。 それを 監督のフィロソフィー と 語っていました。 監督それぞれに、様々なバックグラウンドがあって、 それがフィロソフィーとなって、 訴えたいこと、語り合いたいことを、 映画という手段を利用して、 訴えるんですね。 人間はやはり、 筋が通ていない と 魅力的ではないと、改めて 思いました。 周りに忖度する必要はないのです。 この書籍を読むと、 映画の見方は変わるし、 自分の人生を振り返る きっかけ になるかもしれません。 そう考えると 年齢というよりも、 気持ちが「青春」の方 に お読みいただけることが、 良いと思います。 青春ではない人は、 何かを思い出させてくれます。