この本は、今までのスマホが世の中に出てからの20年弱の間に、どのように進化してきたかをまとめあります。それを踏まえて、これからのスマホを考察する流れで描かれています。
だから、既存の新らしめの機能を知らなくても、読者自身が現状を踏まえて、一人ひとりがおさらいし、今後のスマホについて考えていくことができます。
この本の読者層は、スマホを持っている方であれば誰でも読者になります。特にそれほど新しもの好きではなくても、既存の最近できた機能を知りたい方にもおすすめです。
全体の構成はタイトル通りに41の視点に分けて作者の考察が入っています。
単なる機能に特化したものではなく、スマホを取り巻く環境・業界の観点もあります。
■ 13 スマホの半導体は世界にどのくらい影響を与えているのか
□ スマホは年間12億台以上作られている。
□ 世界の半導体の行方は、AIサーバ向けとスマホが担っている。
AIの発展によりデータセンター、クラウド環境が活況です、そこに利用されるサーバと同様にスマホを大きな市場に貢献を担っていることなどです。
また、iiPhoneが若者に利用される要因としては、「AirDrop」を挙げています。P to Pで容易にファイル交換できるプラットフォームです。
■ 18 なぜiPhoneは10代に支持されるのか
□ 皆が使い慣れてある種の基盤になる
結局、支持されるプラットフォームビジネスを持ち得ていることが理由と作者は述べています。
作者はIT系やトレンドに合わせた書籍を多く上梓されています。この過去からの蓄積と経験からこの書籍は生まれたのではないかと思っています。
私は、ガラケイから始まりスマホはiPhone4が最初でした。機能への期待はありました。というか、毎回新たな機能・サービスが提供されてきていたので、こうなって欲しい、こういう機能が欲しい。と言う思いはあまりありませんでした。しかし、これからは、作者も言っているように、一人のユーザーとしての思いがこれからのスマホに対して必要なのではと読後考えたところです。
■ あとがき
□ 技術や生活は勝手に発展するものではない。
□ 先に進めたいと思う人がいて、初めて実現するのだ。
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