概要 |
本書はタイトル通りに「お金持ちになる」ための本です。
しかし、実際の内容は、「博打」的なことを言っているのではなく、
自然の摂理の中から、人生の中で幸せになるための事が書かれているように思います。
読者層
読者層は、タイトル通りに「親」「子」の印象が強いです。
特に「子供から、こんなことを言われたら、こう答えましょう。」
とのやり取りが、各章ごとに書かれています。
とはいっても、若年層、ベテラン層の方々が読まれても、すんなりと読める体裁です。
内容
内容は、ある意味当たり前の事が書かれているように思います。
ただ、「詐欺」にあう方がいるように、人の感情的な部分やちょっとした、自分を特別な人と思ってしまうこと。
そういった勘違いを起こさせないように、原理原則が掛かれています。
「はじめに」には、
□ 1+1=2だという未来を考えることができるだけで、経済的不合理なライバルに大きな差をつけられます。
と言っています。
人は、時には1+1=5位に希望を持ってしまう事があります。
そんなことは無いとの戒めの言葉です。
「ステージ5 時間には値段がある」では、
□ 金利が低い=時間の値段が安い
□ 金利が高い=時間の値段が高い
□ 未来の自分を大切にしたほうが、人生はうまくいく。
少しだけ、先を見る目を養いながら、日々を暮らしていくことが、幸福への近道です。
作者
作者は、小説、エッセイなど「社会を見る目」をもって著しているベストセラー作家です。
私もすべてではありませんが、10冊以上読んでいる読者です。
さいごに、
やはり、最後は人との関係に結するようです。
□ 「アイデア(知識)」と「ネットワーク(人脈)」です。
その結果、
□ きみがお金持ちになるには、ウインーウインのゲームをしなければなりません
そして、
□ アイデアやネットワークを交換していくと、これまで知らなかったいろんな知識が手に入り、新しい知り合いがどんどん増えていきます
といったスパイラルを回していくと、お金持ちに、幸せになると説いています。
子供が読んでもわかるような体裁です。
でも、日々周りにせかされている大人が読むことによって、
「これでいいんだっけ?」と
思わせてくれる本です。
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