元NHKアナウンサーの内多勝康さんの退職・転職・そして今の仕事に対して綴られた本です。
読者層は、
え、なんでNHK辞めちゃうの、フリーアナウンサーになるわけでもないし。と驚いた方
転職を考えている方
障害児が気になる方
等になると思います。
私は、なんで辞めちゃうの。が気になり手を取りました。
内多さんは辞めることを考えていなかったようです。
でも、こう言っています。
新しいアナウンサーが入ってきたら、既存のアナウンサーの仕事は減る。
そして、
□ 言ってみれば職業人生の中で「外れている」という時代に差し掛かってきたんだなと、嫌でも気づかされたということです。
年齢を気にしなくてもよかった時代から、自分はそう思わずとも、周りから気づかされてしまうのですね。
現実を見てしまい、
自分は未だできるのに、何で。感じでしょうか。
モチベーション下がります。
転職に対しては、年齢、異業界、求められる役割の違い。かなり初年度は苦しかったようです。
でも、
□ 知らないからこそ思いっきりダッシュできるし、無謀と思えるような決断すら下せる。それが真理だと、いまははっきり言えます。
ミッション、目的が定まっていれば、知らないことが強み。あとは前に進むのみと言ったところですね。
そもそも、ポジティブに考えられることが素晴らしいです。
仕事については、こう語っています。
□ 誰のために仕事をするか
□ 当面は60歳までに何ができるか考えています
□ 現場を与えてもらえている喜びをかみしめながら、突っ走るだけです
□ 「辞めろ」と言われない限りは続けたい
NHKでの後半、外されているように感じた時とは真反対の言葉が並んでいます。
やはり、
□ 今の職場は、自分の思いを100%だせることも、魅力です。
これなんでしょうね。
人から期待されている。やりたいことができる。
私も改めて意識してみたいことです。
内多さんは、初赴任地での取材がきっかけで、この業界に興味を持ったと書いています。
NHK時代は今の仕事のために、有ったのではないか。とも書いてありました。
最近、人生100年時代ともいわれ、複数仕事をしなければならない時代ともいわれています。
まさに、それを地で行っているように思われます。
私も含めてですが、中高年のサラリーマンの方にも、目を通していただき、
自問自答できる、いいきっかけとなると思う本です。
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