私は中小IT会社に勤めています。
徐々に厳しくなっていく市場。
求職する技術者も多くなってきた感があります。
■20年卒の新卒者■
そんな中で、これから厳しくなりそうなのは、
20年卒の新卒者の就業です。
彼ら、彼女たちを採用したころは、
新型コロナウイルスの話もなく、
ラグビーワールドカップの熱戦が繰り広げられていたころです。
採用が早い会社では19年5月のGW頃には、
採用が終わっていたと思います。
そのあとは、
入社前教育、入社後の教育、そして、
OJTを踏まえた、案件への参画
といった、ある意味ルーティンワークが待っているだけでした。
ちょうど、彼らが卒業旅行を楽しむころ、
新型コロナウイルスの渦がやってきました。
■就業■
終息が見えないか中、本業の業績見込みも出しにくい
状況になっています。
そのため、
顧客の利益が原資となる、システム開発、特に投資
については、凍結や先延ばしの判断をされることが多くなってきました。
そういった中、あまりスキルを持たない新卒社員の行く先がなくなってきています。
「無償」でもNGです。
■いますること■
当社は元々2名のみの採用でした。
理系の学部でもないので、技術スキルは高くありません。
そのため、
9月まではみっちりと教育を施し、
10月からは現場に出て、少しでも稼いでもらう。
そういった方針を立てていました。
その方針は変わっていません。
ただ、我々を取り巻く環境は、どうでしょうか。
あと、3ヶ月間で、戻ってくれるのか。
当社社員が参画しているSIベンダーに相談したところ、
半年間無償で、その後21年4月からは有償で。
との回答を得た会社があります。
結局1年間、無償はつらいけれど、
その間で、きちんと市場価値のあるスキルを身に付けて、
羽ばたいていってもらいたいものです。
私たちは、ハートの部分も含めて、フォローしていきたいと思います。
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