■ 本の印象の紹介
登場人物は多いです。
政治、経済、国際関係が絡んで進んでいきます。その中で、いくつかの問題が発生し、その関連を想像しながらエンディングを迎えることになります。
■ 読者の想定
ミステリー、サスペンス、経済小説が好きな方
経済小説好きの方には、池井戸潤さんや黒木亮さん好きの方にも合うと思います。
■ 主人公は、新たな主人公が登場します。仕事は書籍のタイトル同様の『フィクサー』です。
仕事ぶりは、
□ 開かない門があれば、叩けばいい。出ない令状は、出せる奴に頼めばいい。
とミッションに対して力強い言葉を発しています。
■ 今後、このシリーズが続いていくのでしょうか。
『フィクサー』は過去、著者の書籍を読んでいない方でも、新シリーズ?なので問題なく読み続けられます。
■ 東横キッズの話題が出てきます。それに対して元ロシアの人は、
□ 贅沢な話だ。幸せが辛いんなら、シベリアで暮らしてみればいい。そうすれば、自分が、いかに贅沢を言っているかわかるでしょうに。
と言い放ちます。今の日本を表しているようです。
■ 著者は、
『ハゲタカ』シリーズが有名です。でも政界の候補者を扱った『当確師』や『震災』を扱ったシリーズもあります。
読んでいて、フィクションとノンフィクションの境目がわからなくなります。
きっと詳細な取材を継続されている方なのだと思っています。
■ 書籍や筆者の特徴
真山仁さんが思っていることを、登場人物の言葉を通じて言い放っています。
例えば、
□「次期総理には、願わくば、もう少し国際感覚を持った方にお願いしたいですな。」同感だ。
□ 国際関係においてはも、紛争においても、常に政治的な打算が、そこで暮らす人たちを犠牲にして断行させる。非難すべきは、利己に走る政治家や犯罪者であることを、我々は忘れてはならない。
□ 私は、日本の伝統文化や自然は大好きでリスペクトしているが、国民は稀に見るお人好しというなの愚か者だね。
などです。
直接思っていることを、SNSなどで発信すると叩かれる場合があります。しかし、小説であればあくまでも小説の中であるので叩かれることはないと思います。
こういった「文章」に会えるのが真山仁さんの書籍を読む理由の一つになっています。
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