INDEX
2011年
・2011/9/10発刊 完全黙秘
2012年
・2012/3/9 発刊 政界汚染
2013年
・2013/3/8発刊 報復連鎖
・2013/8/6発刊 機密漏洩
2014年
・2014/9/2 濁流資金
2015年
・2015/1/5発刊 内閣官房長官・小山内和博 電光石火
・2015/10/9発刊 巨悪利権
2016年
・2016/1/4発刊 頂上決戦
・2016/8/4発刊 聖域侵犯
2017年
・2017/1/6発刊 国家簒奪
・2017/12/10発刊 一網打尽
2018年
・2018/4/10発刊 爆裂通貨
2019年
・2019/8/6発刊 国境の銃弾: 警視庁公安部・片野坂彰
2020年
・2020/3/10発刊 動脈爆破:警視庁公安部・片野坂彰
2021年
・2021/1/4発刊 警視庁公安部・片野坂彰 紅旗の陰謀
2022年
・2022/4/10発刊 警視庁公安部・片野坂彰 群狼の海域
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2011/9/10 発刊
(2022年11月12日)
完全黙秘
□ 刑事警察と公安警察の大きな違いは二つある。一つは事件発生管轄主義が刑事の基本であるのに対して、公安には「全国一体の原則」というものがある。これは全国の警備情報を警察庁が一括管理し、都道府県の垣根を越えた捜査をどこでも行う代わりに、これによって得た情報は警察庁を通じて発生都道府県に還元されるシステムである。
□ 敵対組織を一網打尽する周到かつ綿密な手法は、どこにも負けない自信があった。それぞれの特徴を活かせばいいのに。・・・・つくづく青山は思った。
2012/3/9 発刊
(2022年12月11日)
政界汚染
□ 先、先を読んだ指示を出して常にタイムリーな情報を提出出来る体制をとっておくことができるかどうかで、指揮官としての能力が評価されるのでだ
□ 警察を見ればその国のレベルがわかるんだ。
□ 情報を共有して組織のデータとして、財産として残すんだ。その結果がこれだよ。
2013/3/8 発刊
(2023年8月29日 )
報復連鎖
□ それ以上言うな。捜査の九割以上は無駄な努力なんだ。
□ 警察はね、君が知らないだけで、実に幅広い世界なんだ。しかし、その中で一番大事なことは、人とコミュニケーションをとることなんだよ。
□ 中国の裏社会は、大きく分けて3つある。一つは地域的なもので東北区と福建省、香港の3団体。蓋埋めが背後にある勢力が、華僑、軍、政府に分かれる3団体。そして最後が進出先でアメリカ、日本、東南アジアの3団体だ。その順列組合せを考えればいい。
2013/8/6 発刊
(2023年9月10日)
機密漏洩
□ 部下を育てなくて、何が上司ですか。
□ 組対課長代理の三等親族の預貯金額と消費者金融を含むすべての借財を調査するとともに、本人が所持契約している全ての携帯電話の通話記録、パソコンメールの通信ログをチェックするところから始まる
□ AVだけじゃなく、性風俗に走るコギャルが今どきどれだけ多いか。彼女たちが裏社会のターゲットになっているんだよ。
2014/9/2 発刊
(2023年9月21日)
濁流資金
□ 科警研は照会内容以上の回答はしないのが原則である。余計な回答することで、本件捜査の妨害をしてはならないと言う原則もあるが、それ以上にお役職的な求めに応じるのみと言う感覚があるからだ。
□ どんな社会にも堕ちていくものはいる。政官財、を問わず、放送やマスコミ、そして警察も同様である。そういうものは必ず1度は組織内で華やかな時代を経験している。ただその時代が長続きしなかったり図にのってミスをしたり、さらには上司や同僚に疎まれたりして本線から外れていくのだ。
□ 医師免許を取ると言う事は、殺しのライセンスを得たのと同じなんでですよ
2015/10/9発刊
(2023年10月26日)
巨悪利権
□ 僕の前で頑張るという言葉は口にするな。僕はその言葉が好きじゃないんだ。ベストを尽くす。それだけでいい。
□ そこが大事なんだ。言い訳を言わせるだけ言わせて、それを全て否定してみせる。完落ちしたとは、そういう状態に落とし込むことを言うんだ。
□ 同じ過ちを繰り返さない。これが私のモットーだった。
2016/1/4発刊
(2023年11月3日)
頂上決戦
□ 私のような情報に生きるものはメモしないことが通常です
□ 「情報は人」だ。
□ 約一か月間の専科講習は全国から約30人が選抜されて全員が偽名で受講する。
□ 運命に生きて運命を活かす
□ どんない偉そうなことを言っても札束外交をしてみても、先進国の首脳は中国共産党の腹黒さを知っている。
2016/8/4発刊
(2023年11月22日)
聖域侵犯
□ このあたりの海は日本一稼ぐところですからね。金を稼ぐのは遠くから見ると美しいようだが、近くにいるとなかなか生々しいものですよ。
□ 我々警備実施の基本は悲観的に準備して、普通の気持ちで警備にあたることなんだ。そのため、徹底した実査を行なってきた。警備実施に想定外があってはならないという信念でやってきた。
□ 東京にいるとよくわかるんだよ。予算前になると陳情と称して多くの地方の首長達がお仲間を連れて国会、霞ヶ関参りをして、夜は銀座で豪遊している。いまだに参勤交代の名残でもあるかのようだよ。
□ 中国が今、必死になっているのは環境問題だ。そして、空気、水、土の環境問題の背景にあるのが「四害」(大気汚染、水汚染、騒音、個体は器物汚染)、「三廃」(排ガス、排水、、個体廃棄物)だ
2017年1月6日発刊
(2024年2月18日)
国家簒奪
□ 人民解放軍の中でも陸軍の多くは独立採算なのだそうだ。内陸や辺境を守っている陸軍は貧しい。その牙を抜くためにもシャブは金儲けと不満抑止に使われている
□ 成功者は追放される・・・それが共産主義なんだ。
□ 今やコンピューターはビッグデータを運用できなければ意味がない状態になっている。
□ 中国人観光客は、やっていいことと悪いことの判断ができないだけなんだ。
□ 警視として本部で勤務する限り、部下を育てることが一番大事な仕事ということを肝に銘じてやってくれ。
□ 韓国で三放世代というと、恋愛・結婚・出産を諦めている若者世代を指していたが、七放世代は先の三つに「マイホーム」「人間関係」「夢」「就職」が加わった諦めの若者世代層を指している。
(2024年3月2日)
一網打尽
□ トップが変われが方針も変わる
□ 情報というのは知るべき人のみ知らせる
□ 地方分権を主張する力は今の地方自治体にはない
□ 北朝鮮が国家的窃盗団
□ 公安の対象に穴が空いてはいけないのです
□ 防犯こそ、警察の使命なんだ
2018年4月10日発刊 (2024年4月5日) 爆裂通貨□ ラテン語の諺「Si Vis Pacem, Para Bellum」 つまり「平和を望むならば戦いに備えよ」 □ 無国籍者は、戸籍法がある国家の出身者であれば、この世に存在しない人間ということになる。存在しない者が犯した罪は犯罪そのものが成立しない □ ATMにはこれを使った個人だけやのうて、それを利用できる金融機関やクレジットカード決済用の様々な情報が詰まっとるやないか □ もっと大きなことをやらかすための予備行為 □ 無戸籍者という存在が未だこの法治国家にあって、しかもこれを警察ではなく反社会的勢力の方が把握していたことに公安の無力さを感じたんだ。 |
2015年1月5日発刊
(2024年9月22日)
□ 「人は静かな絶望に生きる」そうだが、政治家という人種は絶望に生きてはだめなんだ。
□ 理想と現実の間いには大きな隔たりがあることは事実だ。
□ 沖縄のことを沖縄の立場に立って考えれば自ずとわかることがある。
□ いかなる国も、経済政策というものは他国を云々する前に、まず自国が対処法を考えるべきです。
□ 組織票を持つ団体だけが物申す、怪しい国家になってしまいますからね
□ 地方偏重の政治の打破、予算配分の是非を主張することで、景気回復や雇用対策に加え、福祉の充実や女性の活躍の支援など都市政策の充実を図ること。これは決して切り捨てではない
2019/8/6発刊
(2024年10月13日)
国境の銃弾: 警視庁公安部・片野坂彰
□ 組織にとって重要なことは後継者を如何に育てるか。
□ 知らなくていい人には何も教えない
□ 情報というのは知るべき人だけがしればいい
□ 情報はセンスだ。しかし、このセンスは継続することに意義があり、その中断は感覚の放棄を意味してしまう
□ 現代社会における脅威は、まさにスナイパーのように目に見えないもの
□ 「施して報いを願わず、受けて恩を忘れず」
□ 情報収集の最後はヒューミントだと思います
動脈爆破:警視庁公安部・片野坂彰2020年3月10日発刊(2024年10月27日) □ アメリカはイギリスから離れていった国だからな。女王陛下を敬う気持ちすら持っていない国民の国だ □ 良好な人間関係から伝えられる真実ほど大きなものはありませんからね □ 上司は選ぶことはできません。そして、情報は知るべき人に伝えるものです □ 何事に対しても本気を見せずして、真のリーダーに離れないよ □ 情報マンになるためには、能力よりも志が大事です □ やればやるほど市民権を得難い・・・ということを理解していないんです |
紅旗の陰謀2021年1月4日発刊(2024年11月9日) □ 視点の高さが変わると人も育つものなのです。 □ 身の丈を知らない人はどんな分野であろうとも潰されてしまいます。 □ 「自分が正しい」という考えに固執して、他の人の意見を聞き入れない。自分の深淵や行動が、他者よりも優れているという感覚なんですね。 □ 情報も人、捜査も人 □ 警察官に最も足りないのは幅広い教養だと思います。 | |
群狼の海域 2022年4月10日発刊 (2024年11月20日) □ 警視庁と道府県警を比較してはならない・と不文律は知ってはいたが、あまりの杜撰さに呆れていた。 □ 情実人事は人を不幸にして、組織も弱体化させる □ 軍事産業というのは一国だけ強くても仕方ないからな。相互に強くなることによって戦争が長引く・・・さらに儲けを生む □ 日本人は自分で自分のことを決断する主体が欠けているところが最大の問題だ |
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