私は競技場が好きです
そこで開催されるスポーツが好きです。
でも、競技場、スタジアムそのものも大好きです。
この本は、競技場に興味のある方、
オリンピックをテレビで見て、国立競技場ってどうやって作ったんだろう。
と思った方にお勧めです。
序文には、はからずもこのような内容がありました。
序文
□ オリンピックは大観衆でも、その後のイベントでは、お客が少ない時もあるだろう。どういうときにも、寂しくならないスタジアムがいいな。。。
全ての公演で多くの集客が見込めるものではありません。
このようなことを前提として、設計された競技場を私は知りません。
残念ながら、東京オリンピックは、最悪の環境で開催されました。
でも、このような配慮で、少しは和らいだのではないでしょうか。
配慮というと、
□ 工事にともなう掘削土砂の運搬は、重量オーバーにならぬよう積載量を厳密に計測委。そして現場から外に出ていく車両は、ゲート前に設置したタイヤ洗浄機で泥を落とし粉塵飛散防止が図られた。
こういった、近隣に迷惑をかけないことは、大切なことです。
この写真集のなかで、書かれていることは重要なことと思います。
建造物の周辺の話になりますが、きちんと焦点を当てているのが良いですね。
芝生への配慮
ペデストリアンデッキフィールド
□ 太陽の高度は四季によって変化するが、そのなかで冬季の天然芝育成にもっともふさわしい採光位置はどこか。そうしたシミュレーションをしたうえで、トップライトの形状や一が決められた。
芝は植物で生き物です。競技場のフィールドで、最も重要なパーツの一つです。
以前の国立競技場の芝も素晴らしかったようで、ベルディのラモスさんが、
「こんなサッカーしていては、国立の芝に申し訳ないよ」
と言った記事を目にしたことがあります。
一読して、
新たな国立競技場をどのように構築していくか。の記録出ることは確かですが、
単に最新技術を駆使して作ればよいだけではなく、さまざまな配慮が存在していたことが、手に取るようにわかりました。ここを作り上げた、技術者、職人さんは素晴らしいです。
私は都内在住ながら、一度も見に行ったことがありません。
一読して、外から見るだけで良いので、行きたくなりました。
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