感想
これでも、いいんだ
と、自分自身を振り返って、
自己承認ができました。
内容
高齢者の男性と、中年の女性が主人公の2話が収められています。
佐倉さんらしく「性」を主人公にした小説。
関連性
読んでいる最中に田山花袋の「布団」を思い出しました。
気になったフレーズ
好きなフレーズは以下です。
□ 俺は無意識のうちに、生きていること自体に膜を張っていたというのだろうか。
□ 見たくもないものを見ないようにするために。知ることで自分を傷つけないようににするために。
自分に置き換えて
私のように、二十歳を過ぎた子供がいる年齢では、近未来のことと
受け取れるけれども、子供の年齢では、この本をどう受け取られるのか。
紗倉さんのすごいところ
でも、
そんな年齢の紗倉さんが著したのは、すごいことですね。
ちゃんと、お年寄りにも接しているように、思います。
終わりに
私は、経済小説とビジネス書が主たる対象なのですが、
久しぶりに、とっても頭で描写しながら読めた小説でした。
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